About InFiniti

機構紹介

 本機構は2015年4月に設置されました。金沢大学に優位性のある研究分野の更なる強化,異分野融合型研究の一層の進展,そして国際頭脳循環の継続的拡充を一体的に推し進めることにより,革新的な研究成果を生み出し,新しい学問領域の創出につながる学際的な研究を推進することをミッションとしています。これまでの成果として、本機構における研究は、2017年 世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)採択の「ナノ生命科学研究所」の設置、2018年「ナノマテリアル研究所」、 2019年「設計製造技術研究所」、2021年「高度モビリティ研究所」、2022年「古代文明・文化資源学研究所」の設置において重要な役割を果たし、それぞれの研究所において活躍する研究者を輩出しています。さらには、⼈⽂・社会科学、⾃然科学、⽣命科学が⼀体となり総合知を創成する学内組織として2022年創設の『統合創成研究環』において、本機構は研究推進部門の中核として位置づけられ、研究所群との連携とも合わせてよりいっそうの融合研究の推進が期待されています。今後も本機構を核として展開される学のフュージョンから誕生する新領域が独創的な強さを発揮し,学術界に次々とブレークスルーをもたらしていくことを目標に活動していきます。
 その成否の鍵を握る若手研究者の育成については、学際性・総合性・国際性を兼ね備え,人類が直面するさまざまな課題を直視し,それに果敢に挑戦していくことのできる研究人材を数多く輩出していく必要があります。2018年4月に発足した大学院 新学術創成研究科には本機構から多くが専任教員として参画しており、特に北陸先端科学技術大学院大学との融合科学共同専攻においては、大学の枠を超えて学問領域を制限せずにさまざまな分野融合を図ることを目的とした教育プログラムを提供しています。新学術創成研究機構と新学術創成研究科を研究と教育の両輪として、本学に優位性のある研究の更なる強化と,融合研究による新しい学問領域の創成を目指します。今後とも, 皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

                                               新学術創成研究機構長 坂本 二郎